10月3日 これもクリックひとつじゃ消せない
ラジオのアーカイブを聞きながら落書きをしていた。
普段ラジオや動画は速めて見聞きしてしまうことを省みて、今日は通常の速度で再生した。
思ったより2倍速からそれ以上の速さに慣れていたらしく、会話がゆっくりに感じられた。普段重りや枷をつけて行動して、戦うときに外してめちゃくちゃスピードアップするキャラになった気分になれた。
今日聞いたのは2013年に放送されたラジオだったから、懐かしい時事ネタが散見された。「そういえばこの年はこんなことが流行ってたんだなあ」と思い出すのも楽しい。
こういう体験をするたび、「懐かしさは快楽」という前に読んだ本に載っていた言葉が浮かぶ。
現代は歴史の教科書に載るような昔とは違って記録媒体が発達しているから、スマホで撮った意味のない写真やテレビやネット番組の映像、ツイッターのつぶやき、今書いているこういう私的な日記も全部残る。
タップひとつであらゆるものを簡単に人目にさらせるようになったぶん、タップひとつで消そうと思っても完全に消すのは難しくなったし。
将来文化人類学とかを研究する人は情報過多で困るんじゃないかと思う。
それとも情報が多いほうがその時代のことがつぶさに分かって万々歳だったりするかな。
どっちにしても画面で見る記録が多そうだから目が悪くなりそうだが、そんなこと気にしなくなるような装置が未来では開発されているような気もする。
未来のことは考えても考えても想像しきらない。何でもありだもんな。
地球が滅亡する映画でも見ようかな。