9月16日 新幹線代、チケット代の60倍
1週間ほど前、衝動的に新幹線のチケットを買った。
出発は明日の朝8時半だ。
見たい展示があって、そのチケットは500円だった。
買ってから、それが東京で行われる展示であったことに気が付いた。
キャンセルすることも考えたが、展示が見たいのは変わらないし、東京がどんな場所なのかも知りたいしで悩んだ末行くことに決めた。
新幹線に乗るから往復で交通費3万越え。チケット代の60倍…
1回の買い物で1万円以上が消し飛ぶのは結構怖い。
交通費って形に残らないし。
でも気になる展示や映画館で見たい映画、ライブなんかに関しては、「見たい」という作品に対する情動が催事場まで体を動かすくらいあるうちに行っておかないと、どうせ後で行けずにうじうじするから行った方がいい。経験則だ。
せっかくの遠出だし、周辺を散策したりそこでしかできないことをしてみたい。
寝坊しないようにしないと。
9月15日 夜道
深夜に街灯のない暗ーい道を通ると、ふとしたものが人に見える。
ゴミ袋とか、フェンスにかけられたよくわからない布とか。
ゴミ袋はうずくまっている人、布はぬぼーっと立っている人に見えて、結構通る道なのに毎回びっくりする。
シミュラクラ現象に少し似ているが違う。名前はあるんだろうか。
最近はそれらがある場所を把握したので、「今回は本当に人かもしれない」と思って怖いもの見たさで振り返ってしまったりもする。
「どうせ今回も人ではない」と高をくくって振り向いている節があるから、本当に人だった時どうなるやらという感じだ。
ゴミ袋と布以外にも、夜道だと人に見えるものはわりとあるような気がする。
見返したら面白そうだし、次から見つけたら記録しておこうかな。
9月14日 夏っぽい秋
パソコンの裏のクッションの部分がよく剝がれる。
数日前に接着剤で付け直したばかりだというのにまた剥がれてきた。プチストレスだ。
何かいい対処法はないものだろうか…
スマホの画面も割れてしまったが、割れ方がかっこよかったのでそのままフィルムを貼って使うことにした。電子チケットを見せるときとかあまり良く思われないかもしれないな。申し訳ない。
今日は風が強いのに湿気がすごくて、暑いんだかそうでもないんだかよくわからなかった。
季節の切り替わりは明確でないところも風情があるなと思いはするが、服や空調の関係で言うとスパッと「今日から秋」という温湿度になってくれる方がありがたい。
今はまだ夏っぽい秋か秋っぽい夏だ。
秋らしい秋になったら、「芸術の秋」とか「読書の秋」とか、「季節関係ないだろ」と言われがちなそれらに取り組みたい。
9月13日 直射日光の眩しさ
とにかく疲れる1日だった。
手伝いのためにせかせかと自分の限界を超える量動いて、たくさんの直射日光も浴びた。
文字に起こせばただの健康的な1日かもしれないが、明確な理由がないと外に出られない人間にとっては結構大変な1日だった。日差しが強くて痛かったし。
もう今日はよく頑張りましたということで寝る。
どうせ明日も忙しいし。
9月12日 蜘蛛
家でよく蜘蛛を見かける。
夕方、汗だくになりながら物の整理をしていたら、紙袋から米粒より小さな茶色い蜘蛛が2匹出てきて、「おお、蜘蛛だ」と思って進行方向を眺めていたら、視界の上の方にイヤーピースくらいの大きさをした真っ黒の蜘蛛も現れた。
この間もう少し大きいサイズの細い蜘蛛も見かけたし、一体この家には何匹、何種類の蜘蛛がいるんだろうか。
今日はよく見かけるなあ、としばらく眺めていたが、今日中に荷物を箱に詰めてしまわないといけなかったので作業を再開した。
蜘蛛はスパイダーマンのイメージがあるのと、形が好きだから怖いと思ったことがないが、基本的にペットボトルのキャップを超える大きさの虫はちょっと怖い。
写真や映像で見る分には全く問題ないが、急に目の前に現れられると怯む。
それはなんでもそうか。ジャンプスケアは誰だって怖い。
蜘蛛を見かけると、「蜘蛛だ」と認識した後にいつもうっすら芥川龍之介の蜘蛛の糸が脳裏に浮かぶが、眼前に現れる蜘蛛たちは助けを必要としていないから、助けたことはない。おそらく今死んでも私のもとに蜘蛛の糸は降りてこないんだろう。
うっかり事故なんかに遭って死んでしまわないように気を付けなければ。
9月11日 説明できない形
面白い形のストームグラスを買った。言葉で説明するには難しい形をしている。
でも良い形だ。
窓際か本棚、どちらに置いたほうが映えるだろうか。
置物を買うとそういうことを考えるのも楽しい。
ストームグラスなんてスマホで天気を確認できるこのご時世まあ必要ないが、あると部屋に余白が生まれる感じがして素敵だ。
今度はラジオメーターなんかも買ってみたいな。
また部屋が雑多になったが、あるのは自分の好きなものばかりだから悪くない。
でもさすがに手狭になってきているから、何か誰かに譲ろうかな…
9月10日 自分にルーズ
知らん間に12時を回っていた。遅刻には過敏なくせに、自分で完結する事柄になったとたんとてもルーズだ。なんだかなあと思う。
宮部みゆきの「誰か」という本を読み進めている。
この間電車で読み始めたら降車駅を乗り過ごしてしまったから、家で読むことにした本だ。
以前本屋で見かけた「ペテロの葬列」というタイトルがずっと気になっていて、買おうかなと調べてみたら3作目だったから、1作目の「誰か」から順に読んでいくことにした。
それ以外はまたDSでゲームをしていた。
いかんせんDSは瞬間的な爆発力が強く、離れがたくて困る。
いっそのこと享楽的に生きてしまいたいが、そうもなりきれなくて困っている。