10月16日 逆さ
父の借りている部屋に、大きめの本棚を置いている。基本的に私と父の本がまとめてそこへ入れてあるのだが、最近兄が父の部屋に荷物を移し、棚にも兄の本が増えていた。
その中の1冊に、年季の入った「時をかける少女」があって、久しぶりに読もうかな、と表紙をめくると、「時をかける少女」だけ本が逆さになってカバーに入っていることに気が付いた。
本棚から取り出して開かないと気が付かない小さな間違い。
父も兄も私も読んだことがある本だから、今日私が「読み返そうかな」と思っていなかったら今後見つかることはなかったかもしれない間違いだ。
他ならぬ「時をかける少女」が逆さになって入っていたことに得も言われぬ魅力を感じ、その状態のまま少し読んでいたが、強烈な睡魔が訪れ、1、2時間くらい寝てしまった。
夢でラベンダーの香りがしたようなしてないような気がする。
昨日眠れなかったからか、ずっとこめかみから眉間にかけてが重い。
今日は早く寝る。