とりとめのないこと

雑記とか雑記じゃないのとかいろいろ

8月25日 例の外出

友人と和歌山に遊びに行った。

本来は友ヶ島に行く予定だったが、時間の都合が合わずまたの機会にということになり、とりあえず緑の多い場所には行こう、とJR和歌山駅に集合することになった。

そこからはノープランで、行き当たりばったりで遊ぶことに決まり、集合してからしばらくは現状報告やなんかをしながらぶらぶら歩いた。

和歌山駅には近鉄百貨店やMIOが併設されており、そこをあてどなくうろうろしていると和歌山ラーメンのお店に行き当たった。

これはしめたものだと悩む間もなく入り、少し早めの昼ご飯とした。

やわらかいチャーシューとなるとがそれぞれ2つ、細めのメンマがいくつか入っているラーメンは見た目通りシンプルで、あっさりと食べられた。美味しかった。

 

食べ終わってからまた百貨店をうろついていると、唐突に近くの観光地を検索し始めた友人が「和歌山城や図書館なら頑張って歩けば行ける距離」と教えてくれ、せっかく外に出たんだしと歩いて行ってみることにした。

これによって、当初の目的通り「私を光にさらす」「緑の多い場所に連れていく」が達成された。

先に城のある公園に着き、そこから城の入り口まで歩いた。急な上り坂や坂道に走ったあとみたいに汗にまみれ脇腹が痛くなりながら、私がいかに足軽に向いていないかを考えた。

着いた先に狙ったようにかかっている、土産物屋の「氷」というのれんを見て、まんまと私たちは350円のかき氷を食べた。人工的な黄色の甘いレモン味が疲れた体にしみる。

積もる話もそこそこに店を出て坂を下ると、小ぢんまりした動物園があった。そこでは不思議な模様の鳥を見たり、カピバラの紹介文に「和名がオニテンジクネズミ」みたいなことが書いてあって、どっかで聞いたことあるなあと思ったりした。

 

そののち、またひいひい言いながら図書館までの道のりを歩き、かなり疲れながらも到着した。そこのすぐ隣には南海の和歌山市駅があって、よく歩いたとねぎらいあいながら中に入った。そこは市民図書館と蔦屋書店が合体した建物で、中にスタバとフライングタイガーもあるお洒落な場所だった。

本を物色し、気になったものをメモしたり買ったりした。肩に負担がかかりそうな本を2冊買い、帰り道に少し後悔した。1冊は帰りの電車で読むために買ったからいいが、もう1冊は別の元気な日とかネットショップで買った方が良かったんじゃないかと気が付いたからだ。

しかしまあそんなに重く捉えることもないかと思い直し、帰りの電車内で本を読んだ。

思ったよりも集中して本が読めたために、乗り過ごしてしまった。

引き返そうと違う電車に乗るも、また乗り過ごした。やれやれと思いながら、今度は本じゃなくてスマホを見ていよう、時間も見られるしと電車に乗り込むも、今度は進行方向が逆の電車に乗ってしまった。もう2度と間違えるまいと家の方向に進む電車に乗りなおし、窓の外を凝視しながらやっと最寄り駅に辿り着いた。

自転車をこぎながら、自分がとんでもないアホなんじゃないかと考えた。友人と別れたときは心地よい疲労だったのに、これのせいでいろんなものを浪費してしまい憔悴した気分になった。

本当に何なんだ。

 

 

今日は歩数2万歩越えの健康的で楽しい1日だったが、締めくくりがあまりよくなかった。

今度遊びに行くときは自分が今どの駅にいてどこで降りるのか、ちゃんと把握できるようにしておきたい。